企業の看板と言わざるを得ないのがコーポレートWebサイトです。マーカーネットは、コーポレートサイトへアクセスされる方々が、多様な状況・タイミングや、様々な事情をかかえる属性をお持ちだと考えます。新規顧客、既存顧客、株主、求職者、あるいはメディア関係者まで、それぞれの立場によって、サイトに求める情報や印象は大きく変化するのです。だからこそ、マーカーネットのコーポレートサイト制作に対するアプローチは、単一的な視点ではなく、あらゆる方向からの期待に応えられるよう、常に多角的であることを大切にしています。

では、貴社の会社のコーポレートサイトは、今、そしてこれから、どのような方々を主なターゲットとし、どのような情報を提供したいとお考えでしょうか。いくつかのパターンを例に、貴社サイトの役割を考えてみましょう。ヒアリングを大切にし、貴社のコーポレートサイトが、どういった佇まいであればベストなのか？20年以上の経験値で寄り添い考えていくのがマーカーネット流です。 ぜひ、以下の４つのターゲットゾーンに対して、どれくらいの重みづけをしてくべきか、事前に社内でご相談・ご検討いただきお問い合わせいただければ幸いです。

顧客や株主といった、既に企業と関係性がある、あるいは今後関係を深めていこうと考えている方々に対し、自社サービスの優位性、製品や技術の品質、そして企業としての安心感や信頼性を届けたいとお考えの場合。例えばそれには、製品開発における厳格な品質管理プロセスを詳細に紹介するページ、過去の成功事例を具体的に解説するコンテンツ、IR情報セクションでの透明性の高い情報開示などが求められます。技術力に裏打ちされた品質へのこだわりや、安定した経営基盤を示すことで、揺るぎない信頼感を醸成します。

より広範な層、特にコンシューマーを含む一般の方々に対し、企業の社会的な地位向上や認知度アップを目的とする場合。例えば、企業のCSR活動や地域貢献への取り組みを紹介するコンテンツ、親しみやすい企業文化や働く人々の声を伝えるブログ、メディア掲載情報の一覧などは効果的な手法です。企業の「人間らしさ」や社会に対する責任を伝えることで、共感を呼び、ポジティブなブランドイメージを構築し、多くの人々の記憶に残る存在を目指します。

事業を共に推進する協力会社や、新たな技術・アイデアを持つパートナー企業、あるいは優秀なフリーランスとの連携を強化したい場合。ターゲットは明確に、協業の可能性を持つ企業や個人事業者となります。例えば、募集しているパートナーシップの形態やメリットを具体的に示すページ、共同プロジェクトの事例紹介、技術的な連携に関する詳細な情報提供などが有効ではないでしょうか？共にビジネスを成長させる未来像を提示しつつ、互いの強みを活かせる魅力的なパートナーシップの可能性をアピールします。

企業の将来を担う求職者へのリクルーティングを目的とする場合。採用活動においては採用専用のWEBサイトが中心となることが多いですが、多くの求職者はエントリー前、あるいは面接前に必ず企業全体のコーポレートサイトを横断的にチェックします。採用サイトだけでは伝えきれない企業文化、事業の安定性、社員の雰囲気、経営陣の考え方などに探りを入れるためです。例えば、働く環境や福利厚生を具体的に紹介するコンテンツ、社員インタビューを通してリアルな声ややりがいを伝えるページ、企業のビジョンやミッションを明確に示すメッセージなどが響きます。

このように、コーポレートサイトは多様なターゲットの期待に応える「全方位型」である必要があります。顧客は信頼性を、求職者は働く魅力を、パートナーは協業の可能性を探しに来ます。それぞれに「切り取ってよく見える」サイトを立ち上げることは、コーポレートサイトの最低限満たすべき要件であり、その普遍性ゆえ、他社との差別化が難しくなる側面も持ち合わせています。

全方位に対応しつつ、その中で企業の独自の魅力や個性を際立たせ、差別化を図るためには、自社の特徴的な情報を羅列するだけでは不十分です。サイトマップの構成段階から、それぞれのターゲットが求める情報にスムーズにたどり着けるよう意図的に設計し、各ページに配置するキャッチコピー、導入事例、社員インタビュー記事といったコンテンツの配分や見せ方を、十分に差別化できているかどうか？チェックしながら戦略的に組み立てる必要があります。

どのようなターゲットに、どのような情報を、どう見せるか。この組み合わせのテクニックと、これまでの制作経験から培われた知見こそが、全方位型でありながら、見る人の心に響く、真に差別化されたコーポレートサイトを制作するための鍵となります。私たちは、これらのノウハウを最大限に活かし、貴社の分身とも言えるコーポレートサイトを共に創り上げていきます。