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デザインコンセプトとは?重要性や作り方について事例を交えてわかりやすく解説

デザインコンセプトは、作る側にとっても、見る側にとっても、とても大切です。何を伝えるべきで、何を伝えないべきか。コンセプトをしっかり設定すると、無駄な部分がスリムになってデザインに統一性が生まれるので、相手により伝わります。作る側にとっても、丁寧にデザインコンセプトを設計して伝えると、より解像度の高いデザインを作ることができるので安心です。デザインコンセプトの重要性や作り方について具体例を交えてわかりやすく解説していきます。

デザインコンセプトとは?重要性や作り方について事例を交えてわかりやすく解説

 

デザインコンセプトとは

「デザインコンセプト」とは、物やサービスのデザインもをデザインする時の基本的な考え方や方向性のことです。ただ見た目の印象を良くするだけではなく、その物やサービスの本当の価値や目的、使う人の気持ちまで考えて形にします。何かを作る際に、あいまいなイメージなでは作れません。最初にしっかりとしたコンセプトを考えることで、プロジェクト全体を進める上で、重要な判断軸になります。言い換えれば、デザインをする上で、持たせるべき役割や目的が定まったものが、デザインコンセプトです。

 

なぜデザインコンセプトが大切なの?

デザインコンセプトは、ビジュアルのイメージを良くするだけではなく、サイト全体の雰囲気や使いやすさを決める基礎になります。しっかりデザインコンセプトを決めることができれば、サイトの統一感が出て、会社の個性もしっかり表現することができます。何より、訪れた人が使いやすいと感じてくれるようになります。また、ライバル会社と差をつけたり、サイトの目的をしっかり達成したりするのにも役立ちます。デザインコンセプトという軸を設定することで、クリエイティブの良し悪しも決めることができます。このような軸(=デザインコンセプト)は、将来サイトを大きくしたいときにも便利。とても重要な概念です。

商品やサービスの見た目を統一できる

デザインコンセプトをしっかり決めると、製品やサービスの見た目を統一できます。これは、ブランドのイメージを作る上でとても大事になります。身近な例で、Appleの製品を思い浮かべてみてください。iPhoneからMacBookまで、全部「シンプルでスタイリッシュ」というイメージでまとまっています。どの製品を見てもApple製品とすぐにわかります。これも、デザインコンセプトの力です。新しい商品を出す時も、このコンセプトに沿って作っているので、ブランドの一貫性を保てているわけです。

プロジェクトの方向性を示せる

明確なデザインコンセプトがあると、プロジェクトに関わる全員が同じ目標に向かって進めます。デザイナーさんだけではなく、エンジニアさんやマーケティングの人、経営陣まで、みんなが同じビジョンを共有できる。環境に優しい製品を作る際、「エコフレンドリーで持続可能」というコンセプトがあれば、材料選びから作り方、パッケージまで、すべてそれに沿って決められます。このように、プロジェクトの方向性が定待って、やるべきことも整理されやすくなります。

クリエイティブな作業の評価基準にもなる

デザインは、人それぞれ好みが違うから評価が難しい。でも、デザインコンセプトがあれば、それを基準に評価できます。ウェブサイトを作るとき、「使いやすくてビジュアル的にわかりやすい操作」というコンセプトがあれば、メニューの分かりやすさやボタンの配置も、そのコンセプトに合っているかどうか、良し悪しを判断できます。

 

デザインコンセプトの作り方【WEBサイト構築を事例にして解説!】

では、実際にデザインコンセプトってどうやって作るの?という質問に対して、ここでは、WEBサイトを作る場合を例に、順を追って説明していきます。

まずはペルソナを決めよう

ペルソナとは、簡単に言うと、想定するユーザーさんのことです。例えば、「30代後半の働くママで、忙しいけど健康的な生活を送りたいと思っている人」みたいな感じです。ペルソナを決めるときは、年齢や職業はもちろん、生活スタイルや価値観、悩みなどもできるだけ具体的に考えます。そうすると、ユーザーさんが何を求めているのか、どんな行動をするのかがイメージしやすくなります。

自社のイメージをキーワードで書き出してみよう

次は、自分たちの会社やブランドのイメージを表すキーワードを挙げていきます。「革新的」「信頼できる」「使いやすい」「環境に優しい」という感じですね。この段階では、思いつくままどんどん書き出していきましょう。後で絞り込むので、最初は質より量 で大丈夫です。色んな方々の人の意見を聞くと、よりいろんなワードが思い浮かびやすくなります。

キーワードを組み合わせてキャッチコピーを作ろう

さきほど挙げたキーワードの中から、特に大切だと思うものを選び、組み合わせてキャッチコピーを作ります。例えば、「最新技術で、毎日をもっと楽チンに」という感じです。このキャッチコピーが、デザインコンセプトの核になる部分です。短い言葉で表現するのは難しいかもしれませんが、わかりやすい、ダイレクトに伝わるか、を大切に考えてみてください。

キャッチコピーからデザインコンセプトシートを作ろう

キャッチコピーができたら、それをもとに詳しいデザインコンセプトシートを作ります。ここには、全体的なイメージや、使う色、フォント、レイアウトの方針などを書き込みます。例えば、「シンプルで直感的なデザイン」「爽やかな青を基調にした配色」「読みやすいゴシック体を使う」という感じです。これで、デザインの具体的な方向性が見えてきます。

ペルソナのニーズから外れてないか確認しよう

 

ここで一度、最初に決めたペルソナのことを思い出してみましょう。作ったデザインコンセプトが、そのペルソナの特徴やニーズに合っているかチェックです。例えば、「時間に追われる働くママ」がペルソナなら、情報量の多いデザインは避けた方がいい良い、という判断がつきます。このように、必要なら一度振り返ってコンセプトを少し調整します。

いよいよ制作開始!デザインコンセプトを元に作っていこう

これまでの流れに沿って準備ができたら、実際のWEBサイト制作に入ります。ここからはデザイナーさんやエンジニアさんの出番です。コンセプトをしっかり理解して、それを形にしていきます。作業中も時々コンセプトを見返して、方向性がズレていないか確認しながら進めていきましょう。

必要に応じてデザインコンセプトをブラッシュアップしよう

プロジェクトを進めていく中で、見直した方が良いところが出てくるかもしれません。その際は、柔軟にデザインコンセプトを見直して、必要なら修正や追加をしていきます。ただし、一貫性を保つことが大切ですので、核となる部分はあまり変えないようにしましょう。

 

デザインコンセプトを作るときのチェックポイント

デザインコンセプトを作る時、以下の点をチェックしてみてください。より良いコンセプトになります。

わかりやすい言葉で表現できてるか

デザインコンセプトは、プロジェクトに関わる全員が理解できるように、わかりやすい言葉で表現することが大切です。難しい専門用語や抽象的な表現は避けて、具体的でイメージしやすい言葉を選びましょう。例えば、「ユーザー中心の直感的なインターフェース」より、「3回クリックすれば目的の情報に辿り着ける設計」の方が、イメージがしやすく、相手により伝わる表現になります。

他社のデザインコンセプトと類似していないか

自分たちらしさを出すことは、他社との差別化を図る上でとても大切です。ライバル会社のデザインコンセプトも調べてみて、自社のコンセプトが他社と違うものになっているか確認しましょう。

ペルソナへの理解はできているか

最後に、もう一度ペルソナのことを思い出してみましょう。デザインコンセプトが、設定したペルソナの特徴やニーズをちゃんと反映しているか、確認です。ペルソナの日常生活や困っていることを具体的にイメージして、それに応えるデザインコンセプトになっているか、しっかり確認しましょう。

 

デザインコンセプトを意識したWEB制作ならマーカーネットへ

デザインコンセプトの大切さはわかったが、実際にやるのは難しそう..そう思った方、マーカーネットにお任せください。当社は、お客様の目的や、ターゲットとなるユーザーのことをしっかり理解した上で、核となるお客様のデザインコンセプトを考えます。そして、そのコンセプトに忠実なWEBサイトを作ることで、お客様のブランドの魅力を最大限に引き出します。

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まとめ:デザインコンセプトは丁寧に設定しよう

デザインコンセプトを丁寧に設定するか、しないかで相手に伝わる印象は変わります。デザインコンセプトをしっかり作ることで、一貫性のあるデザインができたり、プロジェクトの方向性がハッキリしたり、みんなで客観的に評価できるようになったりします。そのためには、ペルソナを決めるところから始まって、キーワードを出したり、キャッチコピーを作ったり、コンセプトシートを完成させたりと、段階を踏んでじっくり取り組むのがオススメです。ただ、一度作ったら終わりではありません。プロジェクトを進めていく中で、必要なら柔軟に見直して、ブラッシュアップしていくことも大切です。デザインコンセプトに沿ったWEBサイトには一体感があります。人に伝わるWEBサイトを作る上で、非常に重要なプロセスのひとつです。

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