WEBサイトリニューアルは目的が重要！失敗しないためのやり方や費用面について解説

どれほど頑張って制作したWEBサイトにも賞味期限は存在します。そのWEBサイト、魅力が薄れてきてはいませんか？アクセス数が伸び悩み、お問い合わせ件数が思うように上がらない…そんな悩みを抱える企業様に向けて、マーカーネットのWEB制作歴戦の専門家チームが伝授する、失敗しないリニューアルの具体的なステップを徹底解説。さらに、意外と知られていない費用対効果の高い方法から、最新トレンドの取り入れ方、ユーザー体験を劇的に向上させるテクニック、SEO対策まで網羅します。なぜ今、リニューアルが必要なのか？そのタイミングとは？単なるデザイン変更ではない、ビジネスを加速させるリニューアルの真の目的について、わかりやすく、丁寧に紹介しました。WEBサイトのリニューアルは、特に目的・効果設定が重要です。その上で失敗しないためのやり方や費用面について解説していきます。

1 WEBサイトのリニューアルをすべきタイミング
2 WEBサイトリニューアルの具体的なやり方
3 WEBサイトリニューアルを行う際の注意点
4 WEBサイトのリニューアルはWEB制作会社に依頼した方がいい理由
5 WEBサイトのリニューアルならマーカーネットにお任せください！
6 まとめ：WEBサイトをリニューアルしてビジネスを加速させよう

WEBサイトのリニューアルをすべきタイミング

WEBサイトのリニューアルは、時代の流れや競合サイトの変化に合わせて行うべき重要な施策です。適切なタイミングでリニューアルを行うことで、ユーザーの体験や会社のイメージの向上につながります。WEBサイトの現状を定期的に評価し、最適なタイミングでのリニューアルを心がけることが大切です。

WEBサイトへのアクセスやCVが低下したとき

WEBサイトのパフォーマンスが低下し始めたら、それがリニューアル検討をすべき最も重要なサインです。
企業WEBサイトというのは、あって当たり前、名刺代わりみたいなものだから、得られる効果までは望んでいませんよ・・という日本の企業様は意外にも多いのです。目に見えてわかりやすい効果と、その効果測定を重視する傾向にあるため、広告やランディングページの効果測定は計測を入念にしているけれど、企業サイトにはパフォーマンスを求めようとしない傾向。これは間違っています。特にBtoBサイトであれば、積極的なWEB広告展開をしている企業様じゃない限り、全ての問い合わせ窓口は、お問い合わせフォームが担うことになります。

「そんなこと言っても、営業メールみたいなのしか来ないですから・・」と言うお客様もたくさんいらっしゃいます。ですが、月間、5件でも、10件でもビジネスに繋がる確度の高いお問い合わせも「混ざっている」のではないでしょうか？

むしろ、ウチの会社のWEBサイトはあまり問い合わせが来ないから重視していないんだよ・・と言うお客様ほど、既にパフォーマンスが低下している状況とお考え頂きたいのです。
特定の商材や商品のCV件数も大切ですが、全体の面である企業WEBサイトの問い合わせCV数を是非振り返ってみてください。
アクセス数の減少、直帰率の上昇、コンバージョン率の低下、滞在時間の短縮などの兆候が本当はあるはずなのです。GA4も設定されているし、いつでも確認できるチャンスはあるけれど、置き去りにされているのが企業WEBサイトのパフォーマンス数値です。これらが見られる場合、ユーザーニーズとサイトコンテンツのミスマッチや、WEBサイトの使いにくさ、魅力的でないデザインなどが原因として考えられます。弱点を把握した上でリニューアルプランを検討することによって、これらの問題を解決し、サイトのパフォーマンスを向上させることができます。

デザインが古いと感じたとき

WEBデザインのトレンドは時代とともに変化しています。自社のWEBサイトが時代遅れに感じられるようになったら、間違いなくリニューアルを検討するべき時期です。スマホ対応しているから大丈夫！と言う安易な考えは一度捨ててください。iphone6が発売されてからもう10年も経過しているのです！10年前にスマフォ対応したWEBサイトにリニューアルしたから大丈夫・・なわけないのです。当時よりも画質も向上、画面も広くなった端末で、貴社の10年前のWEBサイトが表示されていたら、どうしても古く見えてしまいます。

最新端末を見据えたレスポンシブデザインの欠如、時代を感じる古い素材写真やアイコン、色彩や配置のアンバランス、デザインの刷新を検討しましょう。スマフォの小さな画面のサイズの中ですら、WEB業界にはデザイントレンドが存在します。競合他社に遜色ないよう現代的に整理されたデザインは、ブランドの信頼性や専門性を向上させ、ユーザーの滞在時間やエンゲージメントを高める効果があります。また、jsライブラリの進化などで、アニメーションの滑らかさなども確実に進化しています。ここまで画面を読み込んだら、こう動かす！なんて複雑なテクニックもスマフォサイズでも実現できるようになっています。

リブランディングを実施するとき

こちらもタイミングとしては、適切な時期と言うよりは、必須事項となると思います。
企業のブランドイメージや戦略が変更される際、WEBサイトもそれに合わせてリニューアルする必要があります。企業合併や買収、ターゲット市場の変更、製品・サービスラインの大幅な変更、ブランドの方向性の転換などの状況下では、WEBサイトを通じて新しいブランドアイデンティティを効果的に表現することが重要です。ロゴ、カラースキーム、タイポグラフィなどの視覚的要素だけでなく、トーンやメッセージングなども一新し、企業の進化や成長を示すことができます。
ただし、リブランディングは、非常に時間のかかる作業。企業名が変更されるような状況の場合、多くのケースで、タイムリミットがある前提で速やかにWEBの調整作業の実施が必要となります。経験豊富なマーカーネットリニューアルチームなら、フェイズを区切り、第1段階で会社として必要な表層的な調整の特定。第2段階、第３段階で検討していくべき、真のリブランディングに向けてのWEBリニューアルを検討していくことになるでしょう。企業サイトのリニューアルとは、全部を一新すると言うわけでもないと言うことを、「わかっている制作会社」と一緒に進めて行ければ、スムーズにリニューアル計画は進められることでしょう。

ユーザー体験の向上を目指したいとき

ユーザー体験（UX）の重要性が増す中、WEBサイトの使いやすさや満足度を向上させるためのリニューアルは非常に重要視されるようになってきています。

いわゆる使い心地という部分は、普遍性があるかどうか？皆が同じように行動してくれるのか？と言う長年使われ続けられたモノにヒントがあります。

複雑なナビゲーション構造の方が偉いってことはありませんし、遅いページの読み込み速度をアップさせるためには１ページごとに細かなケアが必要です。華やかな見た目の部分にこだわったデザインリニューアルが実施されがちですが、是非UX改善のためのリニューアルであると言うことを念頭に置きましょう。ユーザーテストやアナリティクスデータの分析を通じて実際のユーザーの行動や要望を把握し、WEBサイトの操作のしやすさを高める改善を行うことで、サイトの利用率やコンバージョン率の向上につながります。

地味で細かい部分にこそ改善のヒントは眠っているのです。

コストを見直したいとき

不思議なことに、現在の運用コストに困り果てているから、リニューアルしてそれを機にWEB制作会社を変えたいと言う声を聞く機会は、そこまで多くありません。
コストよりも、対応が悪いから変えたいなどの理由が多いようです。
そういう国民性なのでしょうか？実際に蓋を開いてみると、サーバにこんなにも費用をかけていたのですか？とか、自社でも出来そうなことを外注していて、運用費用が高額になってしまっているケースにはよく遭遇します。

サイト公開の頃より、最初からずっとコストがかかっているので、値上げなど言われない限り、企業WEBサイトの運用コストに対して「積極的に見直そう！」と言う企業様はなかなかいらっしゃらないです。

しかし、電気代が高騰しているように、WEBサイトの運用コストは高騰傾向です。業界の巨人AWSでさえ、どんどん値上げをしています。燃油サーチャージは航空機だけではなく、WEB業界の運用マシンにも適用されてきているのです！

現時点で費用対効果に見合わない、効率的な管理が難しくなっている場合、コスト削減を目的としたリニューアルを検討しましょう。高額な保守費用、非効率な更新作業、スケーラビリティの問題、セキュリティリスクなどの課題がある場合、最新のCMSの導入、クラウドホスティングへの移行、モジュラー設計の採用などが効果的です。これにより、長期的な運用コストの削減、効率的なコンテンツ管理、セキュリティの向上、そして将来の変更にも対応しやすくなります。

WEBサイトリニューアルの具体的なやり方

WEBサイトのリニューアルは、単なるデザイン変更以上に価値がある戦略的なプロジェクトになります。目的を明確にし、計画的に進めることで、効果的なリニューアルが可能になります。以下に、具体的な手順を詳しく解説していきます。

現状のWEBサイトの問題点を抽出する

リニューアルの第一歩は、現状のWEBサイトが抱える問題点を明確に把握することです。アクセス解析、ヒートマップ分析、ユーザーアンケート、競合分析、内部ステークホルダーヒアリングなどの方法を組み合わせて、デザイン、ユーザビリティ、コンテンツ、技術面など、多角的な視点から問題点を抽出します。得られた情報を整理し、優先順位をつけることで、リニューアルの方向性が明確になります。

問題点をもとにWEBサイトリニューアルの目的を決定する

問題点の抽出後、それらを解決するためのリニューアルの具体的な目的を設定します。抽出した問題点を分類し、ビジネス目標との紐づけを行い、優先順位を付けます。その上で、「コンバージョン率を20%向上させる」「モバイルからのアクセス数を50%増加させる」など、測定可能な具体的な目標を設定します。最後に、経営陣や関連部門と目的を共有し、企業全体にわたる合意を得てから、取り組みましょう。

目的を達成したかどうかを測定するためのKGIとKPIを設定する

リニューアルの成功を客観的に評価するため、KGI（Key Goal Indicator：重要目標達成指標）とKPI（Key Performance Indicator：重要業績評価指標）を設定します。KGIはビジネス全体の目標に直結する指標を、KPIはKGI達成のための中間指標を選択します。測定方法を決定し、目標値を設定した上で、モニタリング計画を策定します。これにより、リニューアルの進捗や成果を客観的に評価し、必要に応じて軌道修正を行うことができます。

WEBサイトリニューアルに関する要件定義を行う

要件定義では、機能要件と非機能要件を明確にします。必要な機能のリストアップ、既存機能の改善点や新規追加機能の特定、各機能の優先順位付けを行います。また、パフォーマンス要件、セキュリティ要件、可用性要件などの非機能要件も定義します。さらに、コンテンツ要件、デザイン要件、技術要件なども明確にし、プロジェクトの範囲と制約を明確に定義します。

デザインコンセプトを設定する

デザインコンセプトの設定は、WEBサイトの視覚的・感覚的な方向性を決定する重要なステップです。ブランドアイデンティティ、ターゲットユーザー、競合他社との差別化ポイントを考慮し、サイトの全体的な雰囲気や印象を決定します。カラーパレット、タイポグラフィ、イメージスタイルなどの具体的なデザイン要素も、このコンセプトに基づいて選択します。

ワイヤーフレーム/デザインの作成

ワイヤーフレームは、WEBサイトの構造とレイアウトを視覚的に表現するものです。主要なページのレイアウト、ナビゲーション構造、コンテンツの配置などを示します。ワイヤーフレームが承認されたら、実際のビジュアルデザインの作成に移ります。ここでは、カラー、タイポグラフィ、画像、アイコンなどの具体的なデザイン要素を適用し、サイトの最終的な見た目を決定します。

掲載するコンテンツを作成する

効果的なコンテンツは、ユーザーの興味を引き、サイトの目的達成に良い影響をもたらします。SEOを意識しつつ、ターゲットオーディエンスに適した文章、画像、動画などを制作します。既存コンテンツの見直しと改善、新規コンテンツの作成を行い、一貫性のあるトーンと

スタイルを維持することが重要です。

コーディング

デザインとコンテンツが確定したら、実際のWEBサイト構築作業に入ります。HTML、CSS、JavaScriptなどを使用して、デザインを忠実に再現しつつ、高速で安定したパフォーマンスを実現します。レスポンシブデザインの実装、クロスブラウザ対応、アクセシビリティへの配慮も行いながら進めていきます。

テスト/公開

開発が完了したら、徹底的なテストを行います。機能テスト、ユーザビリティテスト、パフォーマンステスト、セキュリティテストなどを実施し、問題点を洗い出して修正します。最終チェックが完了したら、新サイトを公開します。公開後も継続的にモニタリングを行い、必要に応じて調整や改善を加えていきます。

WEBサイトリニューアルを行う際の注意点

目的を明確にしないままプロジェクトを進めないこと

リニューアルプロジェクトを成功させるためには、いくつかの重要な注意点があります。まず、目的を明確にしないままプロジェクトを進めないことが重要です。明確な目標設定がないと、方向性が定まらず、効果的なリニューアルができません。大方針としてはお問い合わせ資料請求数の向上が根底にあるはずです。これらを実現するために、何が足りていないのか？他社WEBサイトと比較して、足りていないもの、過剰なものを峻別していきます。

WEBサイトは、探されるもの、アーカイブ特製のあるものとざっくり思われがちですが、知るもの、読み物としての側面もあります。どのようなコンテンツを用意していくことが目的達成に繋がるのか？検索順位や、速度、PVなど数値化できる目的とは別のアプローチを同時に検討する必要があるのがWEBサイトリニューアルプロジェクトなのです。

マーカーネットのWEBコンサルティング事業

使い勝手や、CMSシステムの導入は入念に検討すること

対外的なPRツールとして存在しているWEBサイト。しかし、それは公開側サイトだけの話です。実際にはその公開側においてどう情報発信させられるのか？CMSの運用計画を検討する必要があります。特にWordpressのブロックエディタでのページ制作については、ある程度知識をもった人間じゃないと使いこなすのは困難であると制作会社視点ではお伝えしております。

社内生産でWEBを作っているアメリカ生まれのWordpressだからこそ、ある程度知っている人向けのCMSなのです。活用する利用者の想定が異なるため、日本の一般的な企業むけの運用方法を考慮し、使い続けられる、継続運用できるWEBサイトをマーカーネットではご用意します。

WordPress以外のシステムの動作などは入念に社内導入テストすることが不可欠です。こんなはずじゃなかったという更新システムを抱えて悩まれている企業様にもたくさん支援してきました。更新計画の遅れ頓挫が、結果的に一般公開されている情報を心待ちにしているユーザー離れを招く原因となります。

マーカーネットのCMS構築事業

SEO対策に有利なWEBサイトを制作すること

SEO対策に有利なWEBサイトを制作することも重要です。

この部分ほど初期設計が重要になってきます。ロングランが当たり前の日本の企業WEBサイトだからこそ、リニューアル後の5年、10年先の「運用の成果」を期待すべきです。

検索エンジンのアルゴリズムを考慮したサイト構造は、10年の間に、何度かアルゴリズム変更の対策が求められることになるでしょう。SEOは考慮したいと言う企業様が多数いらっしゃいますが、主にアルゴリズムのことを気にされています。

しかし、SEOの主戦場は対策ワード周辺のコンテンツの保有量です。どんな方向性のWEBサイトを作り、そのWEBサイトの周辺を、いかに効果の高いWEBコンテンツを紐付けられるか？が計画の成功の分岐点となってきます。構造よりも、SEOのための行動を重視していただければ、それが叶うコンテンツ設計を行い、リニューアル後もSEO順位を維持・向上させる努力のサポートが出来るとマーカーネットでは考えています。

マーカーネットのSEO対策事業はこちらからご確認いただけます。

WEBサイトのリニューアルは告知を行う

最後に、WEBサイトのリニューアルは事前に告知を行うことが大切です。突然の変更はユーザーを混乱させる可能性があるため、計画的な告知と移行を行いましょう。

特に、BtoCよりのサービスをWEB上で展開されているWEBサイトにおいては、クレームを生むきっかけとなってしまわないよう、利用者への配慮が大切になります。

WEBサイトのリニューアルはWEB制作会社に依頼した方がいい理由

WEBサイトのリニューアルをWEB制作会社に依頼することには、多くのメリットがあります。特に弊社の場合は、専門知識と経験を持つプロフェッショナルチームが、最新のトレンドやテクノロジーを活用して高品質なサイトをプロデュースできるよう日々仕事の中で研鑽を積んでいます。また、デザイン、開発、SEO、コンテンツ制作など、多岐にわたる専門スキルを持つスタッフが協力して作業を進めるため、効率的かつ効果的なリニューアルが可能になります。

実は日本の企業と欧米の企業ではリニューアルプロジェクトに対峙する時の考え方が大きく違います。殆どの日本の企業が自社で内製することは無いのに対し、欧米では、WEB制作会社に任せず社内でなんとかする（所謂DIY）ケースの方が多いと聞きます。

自社でやるのか、外注をするのか？一長一短がありますが、日本国内の競合とWEB上で戦うつもりなのであれば、確実にWEB制作会社に依頼をお勧めします。

ずっと１社のWEBサイトを作り続けてきた内製チームと比較した場合、WEB制作会社は様々な企業との協業で豊富な実績とノウハウを持っているため、潜在的な問題点を事前に把握し、適切な解決策を提案することができます。また、プロジェクト管理のプロフェッショナルが全体の進行を管理するため、スケジュールやコストの管理も適切に行われます。

経験値のあるWEBディレクターほど、他社の場合はどうなの？こんな時どうすれば良いの？と言うお悩みに即答できるモノです。WEBのことならWEB制作会社に相談するのが一番良いと思います、トラブルを乗り越えた数だけ、私たちは多くのアイデアの引き出しを持っています。

このように、自社で行う場合と比較して、最終的な品質とコストパフォーマンスの面で、WEB制作会社に依頼するメリットは大きいと言えます。