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失敗しないSEOサイトリニューアル16のポイント!

失敗しないSEOサイトリニューアル16のポイント

SEOで失敗しないサイトリニューアル16のポイント!

簡単のようで簡単ではない、いつも心掛けるべきWEBサイトリニューアル時のポイントを記載しました。

WEBサイトのリニューアルは、成功の是非がはっきりと出てしまう非情なプロジェクトです。なぜなら、自社の以前のサイトと明確に比較されてしまうからです。

実際に、時間と労力をかけてリニューアルしたのに、思うような効果が出ないと悩んでいる人はとても多いものです。うまくいかない原因はどこにあるのでしょうか。実はWEBサイトの成功は、初期の段階ですでに決まっているのです。

今回は、失敗例にもとづいて、注意すべきポイントについて解説していきます。

ポイントを確実に押さえながら、WEBサイトのリニューアルを成功させましょう。

1.シンプルよりも情報量テキストコンテンツを減らしすぎない
2.ページのコンテンツの質を考慮し内部リンクを減らさない
3.robots.txtでクローラーを拒否してないか確認
4.title、description、などが同じ文章でなく検索キーワードとクリックされるタイトルで考える
5.存在しないページ、は404を返し対応ページを用意する
6.サイトの種類に合わせXMLサイトマップを設定しているか
7.スマホとPC向けURLを用意してあるか
8.検索エンジンがわかりやすい構造になっているか
9.Google アナリティクスで現状を確認したか
10.検索したキーワードに対してコンテンツが有益なコンテンツであるか
11.有益な情報はできる限り削除しないようにする
12.ドメインを別のドメインに変えてはいけない

ドメイン変更・URL変更で対処するポイント

13.同じページの旧URLと新URLを整理しリダイレクト処理したか
14.Google Search Consoleでドメイン変更を伝えてたか
15.サイト内にある内部リンクURLを、新URLへ変更したか
16.旧ドメインもしばらくは管理する

1.シンプルよりも情報量テキストコンテンツを減らしすぎない

WEBサイトをリニューアルする時にありがちなのが、データを必要以上に整理してしまうことです。

旧サイトから新サイトへデータを移行するのに、テキストが多いからといってデータをカットしてしまうと、コンテンツ量が減少してしまうだけでなく情報の一部を欠落してしまう恐れがあります。

結果、読者が知りたい情報にたどりつけなくなってしまったり、情報の内容が薄くなったりしてWEBサイトの質が低下。その結果、アクセス数を減らすことにつながります。

旧サイトのテキストや画像は、情報の一部が欠落したりしないようページごと移行させるようにしましょう。

2.ページのコンテンツの質を考慮し内部リンクを減らさない

内部リンクの構造の見直しは、SEO対策において欠かせません。

検索で上位表示をさせるには、クローラビリティが高く、検索エンジンにインデックスされやすいWEBサイトであることが求められます。クローラビリティを高めるには、内部リンクを最適化することが有効です。

ただし、上位表示させるためには、リンクでつながれているページのコンテンツの質を高めることが大切です。

3.robots.txtでクローラーを拒否してないか確認

SEO効果を発揮し、検索にて上位表示させるためには、クローラーがWEBサイトの重要なページを巡回するようにしておくことが必要不可欠です。リニューアルした新サイトのURLに対してrobots.tx内にクローラー拒否の記述があると、検索エンジンにインデックスされずアクセスが減少してしまいます。

  • Disallow:(ブロックしたいファイル)
  • Allow:(許可したいファイル)

Disallow の設定がされていると、インデックスされません。

robots.txtのファイル内にクローラーを拒否する記述がないか必ず確認しましょう。

4.title、description、などが同じ文章でなく検索キーワードとクリックされるタイトルで考える

人は自分に関係がある情報でなければ読んでみたいとは思わないものです。

検索した時に、そのサイトのタイトルや説明が、いかに検索ユーザーにとって、関心の高いものになっているかどうかで、クリック率は大きく変わります。

そのために、meta tytle meta descriptionタグには、検索ユーザーにとってどのようなメリットがあるかをアピールできるものにする必要があります。

しばしば、titledescription が同じものになっているサイトを目にします。titleは、端的にそのサイトの魅力を表すタイトル。そして、descriptionには、想定している検索キーワードを含め、かつわかりやすい説明にしておきましょう。

たとえば、「●●を使って■■したい人におすすめの方法」といった自分ごと化した内容や「●●市の子育て中のママは必見!」などといったターゲットの属性を限定するといった、検索ユーザーが思わずクリックしたくなるものにします。

また、「まだ●●が見つからなくてお困りのあなたへ」のように検索ユーザーの悩み事を解決することを明言するのも効果的です。

どのような人に向けたページであるか、どのような内容のページなのか、ページを読むことで訪問者にどのようなメリットがあるのか、少なくともこの3つの要素は盛り込むようにしましょう。

5.存在しないページ、は404を返し対応ページを用意する

ページのURLの削除や変更によるリダイレクト先の存在しないページにアクセスすると404エラーになります。

SEOにおいては404エラーはマイナスにはなりませんが、ユーザーにとっての利便性を考え、オリジナルの404ページを用意することをおすすめします。

Googleが推奨する404エラーへの対応方法を紹介します。

参考ページ:404 ページのカスタマイズ- Search Console ヘルプ

  • ユーザーに対して、探しているページが見つからないことを明確に伝えます。親しみやすく魅力的な言葉を使用します。
  • 404 ページを、サイトのその他の部分と同じデザイン(ナビゲーションを含む)にします。
  • 最も人気のある記事や投稿へのリンクの他、ホームページへのリンクを追加します。
  • 無効なリンクを報告する方法をユーザーに提供することを検討します。
  • この 404 ページがどれほどきれいにデザインされ、役に立つものであっても、Google 検索結果に表示したいとは誰も思わないでしょう。404 ページが Google や他の検索エンジンのインデックスに登録されないようにするため、存在しないページがリクエストされたときにウェブサーバーが実際の 404 HTTP ステータス コードを返すことを確認します。
  • ドレス変更ツールを使用して、Google にサイトの移転を通知します。

 

404エラーページの設定方法:
HTML
で構成されたホームページの場合、404.htmlを作成し、公開ディレクトリ直下にアップします。.htaccessに次にように追記すると、404エラーが起きた時に404.htmlへ転送されます。

ErrorDocument 404 /404.html

WordPressで構築されたサイトであれば、themesフォルダに404.phpをアップすると、自動でそのテンプレートが表示されます。

6.サイトの種類に合わせXMLサイトマップを設定しているか

sitemap.xmlXMLサイトマップ)は、Google公式サイトのSearch Console ヘルプで以下のように説明されてます。

サイトマップとは、サイトのウェブページのリストを指定して、Google や他の検索エンジンにサイトのコンテンツの構成を伝えるファイルです。

ホームページを構成する各ページのURLや最終更新日などの要素を、XMLタグでマークアップしXMLサイトマップ(sitemap.xml)を作成します。

このXMLサイトマップを設置することで、クローラーがサイトマップに記載されているリンクを通じ、サイト内の各ページを巡回できるようになります。クローラビリティを意識した構造にすることで、インデックスされやすいWEBサイトになり、SEO効果を高めます。

7.スマホとPCが別URLの場合の対応

レスポンシブウェブデザインやダイナミックサービングを導入しているWEBサイトが主流ですが、スマホとPCが異なるURLである場合、URLの関係性を検索エンジンに正しく伝える必要があります。PC向けURLにはalternate、スマホ向けURLにはcanonicalを記載します。実装において間違えやすいポイントなので注意しましょう。

対策方法として次の3点を推奨します。

  • レスポンシブウェブデザインやダイナミックサービングを導入する
  • SEOに詳しい人をWEBリニューアルのメンバーに入れる
  • URL構造のルールを定め、それに則って運用する

8.検索エンジンがわかりやすい構造になっているか

ディレクトリ構造はSEOにおいて重要な要素のひとつです。ディレクトリ構造を整えることで、「サイトの管理が簡単になる」「検索エンジンからクロールされやすくなる」「ターゲットキーワードを明確にできSEO戦略を立てやすい」といった、サイト管理者、ユーザー、検索サイト、それぞれにおいてメリットがあります。

既存サイトでディレクトリ整理をするのはとても難しいので、WEBサイトリニューアルはディレクトリ構造見直しの絶好のチャンスです。

9.Google アナリティクスで現状を確認したか

Googleが提供している解析ツール「Google Analytics」は、WEBサイトのアクセス状況を確認するために欠かせません。

検索キーワード、訪問者数、滞在時間、どこからアクセスされたのか、などのデータを取得でき、Googleアカウントユーザーは月間1,000万ビューまでは無料で利用できます。Google Analyticsでの分析結果をもとに改善点を浮き彫りにしましょう。

10.検索したキーワードに対してコンテンツが有益なコンテンツであるか

WEBサイトリニューアルの目的を明確にするためにも、アクセス解析や検索情報、さらに感覚などからユーザーが検索しそうなキーワードを想定することが大切です。

ユーザーの関心の高い良質なコンテンツが用意できれば検索順位が上昇し、訪問者数も増えます。さらにナチュラルリンクの獲得につながれば、ユーザーからの信頼度がアップし、さらに検索エンジンの評価も高まります。

11.有益な情報はできる限り削除しないようにする

デザインを重視するあまり、リニューアルのタイミングで、掲載していた情報を大幅に削除してしまうことがあります。しかし、削除した情報の中には検索エンジンから高評価を受けていたりユーザーにとって有益であったりする情報が含まれていることがあるので注意が必要です。

良質なコンテンツを減らしてしまいWEBサイトの質を落とすようでは、リニューアルする意味がありません。もしページを削除したり内容を変更したりすることになった場合は、リニューアルの目的にあっているか考慮したうえで行うようにしましょう。できれば削除ではなく、削除の必要ない内容に構成しなおすことをおすすめします。

12.ドメインを別のドメインに変えてはいけない

独自ドメインでホームページを運用していた場合、リニューアル後も同じドメインで運用することをオススメします。既存の独自ドメインにはSEOの価値が蓄積されているためです。良質なWEBサイトであることの指標となる外部リンクも、同じドメインを継続して使用することで効果を引き継ぐことができます。

ドメインはメールアドレスにも使用されていることが多く、ドメインを変更するとメールアドレスも変更することになり、取引先などにメールアドレスの変更通知をするなど多くの手間が発生します。

反対に、無料のホームページサービスなどでのサブドメインで運用していた場合は、リニューアルのタイミングで独自ドメインに移行することをおすすめします。SEOにおいて同じドメインのWEBページは検索結果に表示される数に制限があり、同サービスを利用している別のWEBサイトと競合して検索結果に反映し難いためです。また、提供元のサービスが終了すると外部リンクはすべて無効になってしまうといったリスクもあります。

13.同じページの旧URLと新URLを整理しリダイレクト処理したか

よくある失敗例に、リダイレクト処理が適正に行われず、リニューアル後に以前のサイトよりもセッションが減少してしまうというものがあります。リダイレクト処理を誤ると旧サイトの評価を新サイトに引き継ぐことができず、クローラーも正しく評価することができません。リニューアルによる影響を最小限に留めるためにも、リダイレクト処理は正しく行いましょう。

14.Google Search Consoleでドメイン変更を伝えてたか

WEBサイトリニューアルによってドメインやURLを変更する場合、サーチコンソールからドメイン変更の設定を行うようにします。評価されたいドメインやページURLGoogleに認識させられるようにしてから、SEOを進めるようにしましょう。

15.サイト内にある内部リンクURLを、新URLへ変更したか

ドメインやWEBサイトのURLを変更した場合、HTMLに記載されている内部リンクのURLも新しく書き換えるようにしましょう。リダイレクトによって移動時間が長くなると、ほんのすこしでもユーザーにとってストレスになる場合があります。ページの移動時間はより短い方が理想的です。

16.旧ドメインもしばらくは管理する

旧ドメインは、新サイト公開後もしばらくはそのまま管理しましょう。お気に入り登録しているユーザーや検索エンジンに転送先が伝わるよう、旧ドメインから新サイトへ誘導する設定をしておきましょう。

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