こんばんわ!WEBデザイナー歴10年目に突入間近のHです!
以前、2015年に流行るWEBデザインのトレンドを3つ、ご紹介させて頂きました。
①フラットデザインの更なる普及
②クリックを出来るだけ減らす縦長デザインと面白みを出すパララックス、そしてマルチデバイス対応のレスポンシブデザイン
③通信速度を速めるためWEBフォントの多様化
詳しく知りたい方はこちら↓
先取り!2015年に流行るWEBデザインのトレンドは!?
この3つを大きな柱に2015年のWEBデザインは進化していくのではないかと言われています。
そのうちの1つ目、”フラットデザインの更なる普及”ですが、流行のデザインには思わぬ落とし穴が付き物です。
クライアントは本当にフラットデザインの本質を理解しているのでしょうか?
”かっこいいから” ”最新のデザインだから”
確かにその通りです。
ですが、ただ流行りに流されているだけ、という事はないでしょうか?
クライアントの過ちを正しい方向へと軌道修正するのもわたしたちの努め。
そこで、クライアントにとってベストな提案をするために、フラットデザインの注意点を把握しておきましょう。
フラットデザインの注意点
①本当のデザイン力が求められる
出来上がったデザインがシンプルなほど、時間がかからず、簡単で、デザインをそれほど学んでいなくとも出来る、というイメージは大間違いです。
”余白の美”これを追求できるデザイナーほど、フラットデザインの依頼が来た場合、心してかかる必要性を感じます。
ごてごての装飾でごまかせそうなデザインの方がよっぽどラクなんです。(ただ、そういったデザインはテクスチャの処理などで、別の意味で大幅な時間が必要ですが…)
そういったごまかしの効かないデザインほど、一歩でも間違うと、とんでもなくダサくなったり、バランスが悪いちぐはぐなデザインになってしまいます。
デザイナーとして自分がフラットデザインを引き受ける場合は、その力量が自分にあるかどうか、ディレクターの立場の場合は、依頼するデザイナーにそのセンスがあるかどうかを見極めることが必要です。
②ユーザビリティの低下
フラットデザインのサイトを見ていて、時々こう感じたことはありませんか?
”え?どこに行けばいいの?”
”え?これボタンだったの?”
ボタンであると感じさせるデザインのコツは、
①矢印などの装飾
②立体感を表すグラデーションやドロップシャドウ
③”詳細はこちら”のような続きがあると思わせるコピー
この3つです。
シンプルなフラットデザインのコンセプトは「余計なものを削ぎ落とす」ですから、まず、②の”立体感”は必要ありません。フラットは”平ら・平面”という意味ですから。
そして③の”コピー”もできるだけ余計なものを削ぎ落とします。
”詳細はこちら”の場合、”詳細”のみ、もしくは”MORE”のみです。
更に①の”矢印などの装飾”も削ぎ落とします。
沢山ボタンが羅列するデザインだとフラットな印象を与えられません。
このような基本コンプトを守りながらデザインしていくと、”え?これボタンだったの?”という印象のデザインが出来やすくなります。
ボタン以外の周りのインターフェースもこれに順じていますから、統一感があるが故に更に判断できないデザインになりやすいでしょう。
このような
という事を理解してください。
”流行だから””デザインがかっこいいから”という理由でデザインを進めても、公開後、一般ユーザーの目に留まったときに”分かり難い”という声を聞くことになれば本末転倒。
サイトの目的によって、フラットデザインを採用していいのかどうか、見極めることが必要です。
③数年後、時代遅れになる
WEBデザインのまとめサイト等で、特に2~3年前の過去をさかのぼったデザインを見ていると、このように感じた事はありませんか?
”やたら似たようなデザインが多いいなぁ”
そうです。なぜなら、その頃にそのデザインが流行ったからなんです。
今、そのデザインを見ると、古臭いイメージを覚えませんか?
一度、目新しいデザインが流行ると、どこの企業もそのデザインを反映させる傾向にあるので、自然とわたしたちの目に触れる機会が多くなります。
例えると、真新しい芸を披露して一躍、時の人となった芸人が次の年には消えていなくなっている、あの一発屋現象とどことなく似ています。
多く露出している芸能人をテレビで見ているとだんだん飽きてきますよね?その感覚と同じです。
数年先のことなんて誰にも分かりませんが、飽きられる可能性、時代の変化と共にダサくなっていく可能性を考慮しておかなければなりません。
以上のことを踏まえて、フラットデザインを採用するか否か、参考になれば幸いです!
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