ここ最近、サイト多言語化の依頼が増えておりますが、
そもそも多言語サイト向けのSEO対策はどうすればいいのかと思ってる方のために、
今回は中国語圏のSEO事情について少し説明させていただきたいと思います。
-
中国
中国におけるSEOは基本的に日本とさほど違いはありませんが、使われているサーチエンジンのシェア(検索エンジンのシェア)が大きく異なります。
日本では、GoogleとYahooでほぼ検索エンジンのシェアを占めていますが、
中国だとGoogleより「百度」という検索エンジンのほうが多くのシェアを占めています。
Googleトレンドで「百度」、「Google」、「Yahoo」の人気度を調べてみるとその違いがはっきり分かります。
この10年間の推移図を見るとお分かりと思いますが、今までは圧倒的に百度の人気度が高かったですが、昨年から一気に下がり始めて、逆にGoogleのほうが上昇しています。
続きは台湾のほうを見てみましょう。
- 台湾
台湾の場合はまた中国と異なって、「百度」は使われてないですし、Googleより「Yahoo奇摩」(「奇摩kimo」とは台湾最大のポータルサイトでした)のシェアが圧倒的に多いです。
続きは香港を見てみましょう。 - 香港
香港の場合はまた台湾と中国と違っていて、GoogleとYahooが主流になってますが、逆に百度はあまり浸透されていないようです。これは香港のインターネット環境は中国本土と違い、GoogleやYahooなどは遮断されてないからです。
同じ中国語圏なのに、国によって検索エンジンのシェアはこんなに違います。その故、正しいSEO対策は単純に日本国内と同じことをやるのではなく、
それぞれの国の現地検索事情に適合したSEO対策を行うべきです。マーカーネットは「SEOに強い多言語サイト」を提供できる上に、海外向けWEBサイトのSEO対策、検索エンジン登録等のWEBマーケティングサービスも併せて行いますので、多言語サイトに関してお悩みをお持ちの方は是非一度相談してみてはいかがでしょうか?